ハッチ用救助袋Fire Escape Hatch

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特長  認定型式番号 ふV-001-1号 サイサンハッチ

  • 構造は、らせん式のゆるやかな「すべり台方式」で、袋の中をまわりながらゆっくり降下します。
  • 降下の際、入口部分で腰掛布に座り、姿勢を安定させてから、つかまりベルトを握り、足をそろえて滑り降ります。
  • 降下速度は、1秒間に1m程度の速さなので、お年寄りやお子様でもスムーズにすべり降りられます。
  • 出口部の滑り面(滑降布)は、床に触れておらず、出口部分の底部には、保護マットが設けてあるので、着床衝撃が少なくなっています。
  • 降りる際、外部が見えませんので、高さによる怖さがありません。
  • 救助袋を降ろす際、風が強い場合でも、袋の底部におもり(砂袋)が内臓されていますので、風による影響が少なくなっています。
  • 使用している生地は、特注した丈夫なポリエステル製で、むれ・水ぬれ・腐食等に強く、耐候性に優れています。

救助袋の仕様

※ 既存改修用ハッチについてはご相談下さい。 ※ 救助袋は階高に合わせて製作致します。

名称 袋長 適応階高 厚さ(H)
 2.5型   2.300 ≦ 階高 < 2.800   210 217
 3.0型   2.800 ≦ 階高 < 3.300
 3.5型   3.300 ≦ 階高 < 3.800
 4.0型   3.800 ≦ 階高 < 4.300   240 247
 4.5型   4.300 ≦ 階高 < 4.800
 5.0型   4.800 ≦ 階高 < 5.300   270 277
 5.5型   5.300 ≦ 階高 < 5.800
 6.0型   5.800 ≦ 階高 < 6.300   300
 6.5型   6.300 ≦ 階高 < 6.800
 7.0型   6.800 ≦ 階高 < 7.300   330
 7.5型   7.300 ≦ 階高 < 7.800
 8.0型   7.800 ≦ 階高 < 8.300
 8.5型   8.300 ≦ 階高 < 8.800   360
 9.0型   8.800 ≦ 階高 < 9.300
 9.5型   9.300 ≦ 階高 < 9.800

構造図

避難器具用ハッチ標準図


標準避難器具用ハッチ各部の名称

番号 名称 個数
 ①  本体    1
 ②  上ぶた    1
 ③  下ぶた    1
 ④  上・下ぶた用連動ストッパー    2
 ⑤  上ぶた用ブランケット    2
 ⑥  上ぶたちょう番    2
 ⑦  アンカー    8
 ⑧  取手    1
 ⑨  袋取付枠受金具    4
 ⑩  はしご取付ボルト    2
H=217タイプ H=210タイプ
 a        640        670
 b        600        600
 b1         20         35
 b2         20         35
 c        217        210
 c1         15         29
 c2         50         50
 c3         10         13
 d        592        627
 d1         24         18
 d2         24         18
 e        640        663

救助袋取付図

・ 袋本体は現場階高に合わせて製作します。 ・ 本体は全て特定防火扉1号製作仕様によります。 ・ 枠本体は全てステンレス(SUS304)材を使用します。

施工方法

同時打込図


同時打込みの手順(コンクリート打ち込みの前の設置方法)

1. 本体をビニールで養生し、スラブ型枠の上に防火対象物から100mm程度離れた位置の固定鉄筋に溶接します。 2. 開口部は下蓋が正しく開閉するように固定します。 3. 降下口は直下口と相互に同一垂直にならないようにします。(消防法施工規則27条) 4. スラブに基礎コンクリートを(120mm ~ 145mm)流し込みます。 5. モルタルコンクリート及び防水モルタルを塗り仕上げます。(仕上げ面は上蓋より40mm程度下で仕上げます。) 6. 救助袋の本体は、袋取付枠を受け金具にはめこみます。 7. はしごの場合は、はしご取り付けボルトにはしごをセットし、ナットで締めつけます。

後付打込図


後付打込みの手順(コンクリート打ち込みの前の設置方法)

1. 本体の枠より少し大きめの枠(コテが入る程度)をあけておきます。 2. 本体にある8本のアンカー(各片2個)を鉄筋に溶接します。 3. モルタル防水を塗り仕上げます。目地コーキングをします。(仕上げ面は上蓋より40mm程度下で仕上げます。) 4. 救助袋の本体は、袋取付枠を受け金具にはめ込みます。 5. はしごの場合は、はしご取り付けボルトにはしごをセットし、ナットで締めつけます。

施工方法注意

尚、施工方法等は各地方自治体により異なります。地元消防署の予防課に必ずご相談下さい。

避難器具を設置する場合の注意事項

甲種5種消防設備士の免許所有者が届け出る義務があります。地元の消防署及び防災業者とよく打合せて必ず提出して下さい。 ※ 設置後年2回定期点検を受けて下さい。

腰掛布

救助袋を降ろして、ハッチの上から腰掛布を見た状態(取付状態)
救助袋の腰掛布に座った状態

操作方法

※ 有資格者による年2回の定期点検を受けて下さい。 ※ ハッチ付近は、常に避難経路を確保して、ハッチの開閉の妨げになるものは、置かないでください。 ※ ハッチの上には、絶対に乗らないこと。 ※ 非常時以外は、ふたをあけたり、さわらないこと。 ※ ハッチの上や周囲には、絶対に物を置かないこと。

取手をにぎり、上ぶたを開く。 (下ぶたが連動して開く。)
下階の安全を確認し、ベルトの赤い部分を引いて救助袋を下階に落とす。
救助袋が下階床に着いているかを確認し、腰掛布にすわってからつかまりベルトを握り、中に入る。
降下する姿勢は足より入り、足をそろえ両手をあげて、滑り降りる。

格納方法

救助袋を引き上げる。
救助袋を折りたたみ、ベルトで固定する。
上ぶたを持ちながらアームのヒンジを引き、上ぶたを閉める。(下ぶたも連動して閉まる。)


バナースペース

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